個々の競争社会から共創による共生社会に!

 人が切磋琢磨し「競い合う」ことによって科学や技術が発展して豊かな社会
が創られてきました。

 しかし、競い合いに勝った一部の人にその豊かさが偏り大多数の人々に豊
かさが行き渡らないと社会に不満と怒りが充満するようになります。

 今世界全体に貧富の格差が拡大し固定化し混乱と閉塞感が漂っています。
そして豊かな社会を創る原動力であった「競い合い」は70億人を超えた世界
と限られた資源と食料にあって社会を崩壊させる原動力になっています。

 新たに豊かな社会を創るには「競い合い」から「分かち合い」の社会へ「個
々が生きる(個生)」から「みんなで生きる(共生)に振り子の向きを変えるしか
ありません。

 科学技術も「競い合い」の手段ではなく「分かち合い」の手段として、人々の
ライフスタイルも「物の豊かさや便利さ」ではなく「心と物のバランスのとれた健
康で持続可能」な在り方が今からの社会の姿だと思っています。

 そのような思いの人たちで一つのひな形をみんなで創れたらと思っています。
 


    日本の良き精神風土のある田舎まちから新生を!

 日本には古から「八百万の神々」を敬い「四季の豊かな自然」の中で「自然
と共に!神々と共に!人々と共に!」「和」を大切にする心(日本的精神)が
培われて来ました。

 戦後、欧米型の民主主義とアングロサクソン的な「個の尊重」を是とする価
値観を受け入れ経済大国へと進む中で次第に「日本的精神」が忘れさられる
ようになり「個人主義」「利己主義」がはびこり「拝金主義」が人々心に浸透す
るような時代が続きました。

 しかし「阪神淡路大震災」「東北大震災」の未曾有の災害にあって「助け合い
」「分かち合い」が蘇り「日本的精神」の素晴らしさに世界の人々は感動し多く
の賞賛も頂きました。

 しばらくは慣性の法則によって古き価値観やシステムの流れが続きますが
時代の振り子は確実に向きを変え新たな流れに入るのだろうと思います。

 その新たな流れは今までの時代を発展させ創り上げた都市からではなく自
然と和の心が残る田舎まちから蘇生し始まるように思っています。

 田舎まちには「変化を求めたがらない」「出る杭は打たれる」保守的で依存
的な土壌が残っていますが「自然」と「和の心」が残る田舎と「発展志向」の都
会のエネルギーが融合し合うことによって新たな時代一つの源流になるので
はと思っています。

 そのような思いから「ふるさと願望の都市部の人たち」と「ふるさと元気つくり
願望の田舎まちの人たち」が集い、田舎まちから新たな時代の一つのひな形
となる村ををつくりが出来ればと思っています。

 


思いその1

思いその2